中国の国産医療機器、発展を加速中

中国の国産医療機器、発展を加速中。

タグ:中国医療機器

発信時間:2018-12-03 11:01:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 業界内の報告書によると、医学イメージング、体外診断、高価値医療用消耗品、低価値医療用消耗品、患者看護、医療情報化という6つのニッチ分野で、中国製医療機器の市場シェアが拡大している。うちモニター、人工呼吸器などの患者看護分野で、邁瑞や理邦を始めとする国内企業が非常に高い市場シェアを占めている。医療情報化分野では、東華や東軟などの中国企業が一定の強みを持つ。


 バリューチェーン川上の高価値医療用消耗品及び医学イメージング分野は、中国企業と世界の大手が激しい競争を展開する主戦場になっている。例えばステントは、中国の微創、楽普、吉威が8割のシェアを占め安定しているが、ペースメーカーや人工関節などの製品はアボット、ジョンソン・アンド・ジョンソン、メドトロニックなどの世界大手に独占されている。さらに超音波カラードプラ、核磁気共鳴、CTなどの製品では、邁瑞、開立、上海聯影などの中国企業が欧米企業のシェアを徐々に奪っている。その一方で超伝導核磁気共鳴、ハイエンド心臓超音波カラードプラなどの分野は、依然として「GPS」に独占されている。日本企業がトップシェアを占める内視鏡分野では、開立が独占を打破することが期待されている。


 中国医療機器業界の規模は、欧米諸国にはまだ遠く及ばない。世界最大の医療機器メーカーのメドトロニックの2017年の売上は297億ドルだが、中国最大の医療機器メーカーの邁瑞は111億7000万元で、前者の16分の1のみとなっている。しかし中国医療機器メーカーは急拡大しており、研究開発に巨額の資金を投じている。一部の分野では世界一流に比肩する能力を持つ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月3日


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