中航証券の張郁峰チーフアナリストは3日、経済日報・中国経済網の番組「中韓専線直撃」に出演した際に、「中米双方は新たな関税上乗せを停止すると同時に、上乗せされたすべての関税を取り消す方向で協議を進めることで合意したが、この情報はA株にとって重大なメリットとなる」と述べた。
上海総合指数は3日、2.65%高の2656.80を付けた。深セン成分指数は3.31%高、中小板指数は3.65%高、創業板は3.28%高。張氏は「現在の状況を見ると、上海総合指数はやや下落した後に引き続き高騰し、先週金曜日には小陽線が生じ、同時に取引高がやや萎縮した。しかし今回の朗報を受け、今後さらに続騰する可能性が残されている」と判断した。
また、J.P.モルガンのストラテジストであるMarko Kolanovic氏とBram Kaplan氏は3日、「我々はG20サミットで貿易関係に関する重大な進展があり、年末になり株価上昇のメリットになると判断している。変動と起伏はあっても、貿易戦争は終息に向かうと見ている。2019年には景気低迷、FRBの利上げの加速、貿易戦争のエスカレートが重なる可能性はない。そのうち1つが生じる可能性が上がれば、他の2つの可能性が下がるからだ。(米国政府は)選挙前に株価下落や、貿易問題による大規模リストラ、支持者の減少を受け入れられない」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月4日