有給休暇の完全消化で季節逆転の観光が大人気

有給休暇の完全消化で季節逆転の観光が大人気。

タグ:中国観光

発信時間:2018-12-07 17:03:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

年末が近づき、今年も多くのサラリーマンが有給休暇の完全消化に着手し始め、休暇を繋ぎ合わせて旅行に出かける現象が再び活況を呈している。途牛旅遊網の担当者は、「年末出発のツアー価格はかなり優位性があり、景勝地や人気目的地を訪れる観光客も比較的少ない。このため、ピークを避けて年末に休暇を繋ぎ合わせて旅行に出かけることが、特にホワイトカラーの間で人気になっている」とした。中国青年報が伝えた。

またこの担当者は、「現時点で、多くの観光客が、クリスマスと元旦休暇を繋ぎ合わせるという選択をしており、国内旅行では、南方への避寒旅行や北方への氷雪観光がかなりの人気となっている。海外旅行では、季節が真逆の地方への旅行やショッピング旅行の人気が高い」と紹介した。

年末の休暇を繋ぎ合わせた旅行がブームとなっている中、多くの観光客は、土日の週末と平日の休暇を繋いでミニ連休旅行に出るというパターンを選択し、その旅行スケジュールは基本的に約5日間前後となっている。そして有給休暇がたくさん余っている場合、6日間の有給をとり、クリスマスと元旦を繋ぎ、計11日間の「ゆく年くる年」旅行に出るという人もいる。

途牛旅遊網の担当者は、「現在のツアー予約状況から見て、顧客が選択する出発日は、比較的分散傾向にある。このような状況から、有給休暇の完全消化によって、サラリーマンはもはや固定的な休暇に縛られることなく、日程をより自分の思うままに決定し、ピークを避けて旅に出るという傾向がますます顕著化していることが見て取れる」と説明した。

観光客の出身地については、年末に休暇を繋ぎ合わせて旅行する人が最も多い都市は、上海、北京、南京、広州、天津、深セン、成都、杭州、西安、瀋陽だった。また、「休暇を繋ぎ合わせた旅行」をする場合の人数は、「2人」の申込が最も多い。その中心となっているのは、「カップル旅行」と「夫婦旅行」。これに続くのが「3人」または「4人以上」だった。有給休暇の完全消化が目的の場合、「1人旅より道連れがいる旅の方がいい」と考える顧客が圧倒的多数を占めた。

途牛旅遊網のモニタリングデータによると、現時点での年末出発団体ツアーの人気目的地トップ10は順に、海南、雲南、福建、広東、広西、東北めぐり、四川、湖南、華北めぐり、陝西だった。このデータから、南方への避寒旅行と北方への氷雪ツアーが、引き続き、年末国内観光の主な選択肢となっている状況が見て取れる。

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