税関総署のウェブサイトが掲載した中国税関の統計によると、今年1~11月の中国の貨物貿易総額は前年同期比11.1%増の27兆8800億元に達し、17年通年を上回った。うち輸出額は14兆9200億元で8.2%増、輸入額は12兆9600億元で14.6%増、貿易黒字は1兆9600億元で21.1%縮小。
11月の中国の貿易総額は2兆8300億元で9.1%増加。うち輸出額は1兆5700億元で10.2%増、輸入額は1兆2600億元で7.8%増、貿易黒字は3060億4000万元で21.5%拡大。
米ドルで換算した場合、1~11月の中国の貿易総額は4兆2400億ドルで14.8%増加。うち輸出額は2兆2700億ドルで11.8%増、輸入額は1兆9700億ドルで18.4%増、貿易黒字は2995億9000万ドルで18.1%縮小。
11月の中国の貿易総額は4100億8000万ドルで4.3%増加。うち輸出額は2274億1000万ドルで5.4%増、輸入額は1826億7000万ドルで3%増、貿易黒字は447億4000万ドルで16.4%拡大。
一般貿易は急増し、比率も上昇した。1~11月の中国の一般貿易総額は16兆1300億元で13.9%増、貿易総額の57.9%を占め、比率は前年同期より1.4ポイント上昇。うち輸出額は8兆4000億元で12%増、輸入額は7兆7300億元で16%増、貿易黒字は6614億1000万元で20.2%縮小。同時期の加工貿易総額は7兆6500億元で5.5%増、貿易総額の27.4%を占め、1.5ポイント低下。うち輸出額は4兆7800億元で3.6%増、輸入額は2兆8700億元で8.7%増、貿易黒字は1兆9100億元で3.2%縮小。そのほか、保税物流による貿易は3兆800億元で18.5%増、貿易総額の11%を占めた。うち輸出額は9902億9000万元で16.5%増、輸入額は2兆900億元で19.5%増加。
EU、米国、ASEAN、日本などの主要市場との貿易が増加し、「一帯一路」沿線国との貿易伸び率は全体を上回った。1~11月の中日貿易額は1兆9800億元で6.1%増、貿易総額の7.1%を占めた。うち対日輸出は8829億4000万元で4.6%増、日本からの輸入は1兆900億元で7.4%増、貿易赤字は2091億5000万元で21.1%拡大。同時期の「一帯一路」沿線国との貿易額は7兆6200億元で14.4%増加し、全体の伸び率を3.3ポイント上回った。貿易総額に占める比率は27.3%で0.8ポイント上昇。
民間企業の比率が上昇。1~11月の民間企業の輸出額は11兆300億元で14.4%増、貿易総額の39.6%を占め、前年同期より1.2ポイント上昇。電気製品の輸出の増加が目立った。1~11月の中国の電気製品の輸出額は8兆7600億元で9.2%増加し、輸出総額の58.7%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月11日