海南省はいかに「大外一気」を実現するのだろうか。海南全島が「自由貿易時代」に突入すると、これは最も注目される問題の一つになった。海南省の沈丹陽副省長は、2018中国企業家ボアオフォーラムにて、「4月13日に中央政府が、海南全島の自由貿易区、中国の特色ある自由貿易港の建設を支持すると発表してから、海南省は重点的に3つの取り組みを行った」と発表した。これには自由貿易区政策の実施の全力推進、ビジネス環境の全力改善、世界の企業・人材導入が含まれる。
「3つの取り組み」の一つとして、海南省は今月10日「海南省ビジネス環境改善行動計画(2018−19年)」を発表し、11方面から40件の改革措置を打ち出した(以下「ビジネス環境40条」)。海南省発展改革委員会の符宣朝主任によると、「ビジネス環境40条」は世界銀行の評価指標枠組みを参考にし、「世界のビジネス環境建設の先端と連結し、全国では初のケース」だという。
毎日経済新聞の調べによると、今年10月に発表された「中国(海南)自由貿易試験区全体案」は、「世界一流のビジネス環境を構築する」としていた。さらにそれより先に、海南省の沈暁明省長も、海南省は「全国一流のビジネス環境の構築に力を入れる」と表明していた。