ここ数日、北方各地が急激に冷え込んだことから、温かい南方を年末の旅行先に選ぶ人が増えており、海南、福建、雲南などが人気上昇中だ。途牛の「海南三亜・ホライズンリゾート&スパ・往復航空券3~8日間フリーツアー」、「厦門(アモイ)-鼓浪嶼(コロンス島)・往復航空券4日間ツアー」、「麗江-香格里拉-大理-玉竜雪山・往復航空券6日間ツアー」などの路線は、年末のツアー日程がどこも予約でいっぱいだ。
このほか遠くまで足を伸ばせない観光客は、近場の温泉で寒さを避ける。現在、北京市、江蘇省、安徽省、浙江省などの温泉ツアーの人気が上がっている。途牛のモニタリングデータでは、北京の古北水鎮温泉、南京の湯山温泉、黄山酔温泉インターナショナルリゾートホテル、安吉の江南天地温泉などの観光指数が上昇しており、「北京古北水鎮・古北之光温泉リゾートホテル・ドライブ2日間ツアー」や「南京湯山温泉・キャンピングカーキャンプ場・ドライブ2~3日間ツアー」などの周辺観光商品が猛烈な売り上げをみせる。
▽海外旅行:ショッピングシーズン、南半球ツアーが人気
海外旅行では、季節のイベント、ショッピング、オーロラが年末観光のキーワードだ。気候が温暖で、近い距離にあり、査証(ビザ)取得が楽なタイ、日本、インドネシアなどの人気が高い。中でもタイは最近、到着ビザ(アライバルビザ)の取得費用の無料化や電子到着ビザなどの政策を打ち出したため、バンコク、チェンマイ、プーケットを訪れる観光客が増加した。チェンマイをじっくり楽しむツアー、「バンコク+チェンマイ」、「チェンマイ+チェンライ」、「プーケット+チェンマイ」などの周遊ツアーに人気がある。クリスマスのショッピングシーズンの訪れを受けて、若い消費者の多くがこの時期に海外でクリスマスイベントに参加し、心ゆくまでショッピングを楽しみたいとしている。現在は北極圏のオーロラ観光のベストシーズンでもあり、フィンランド、ノルウェー、アイスランドなどの北極圏国は80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)の間で人気が高い。