中国が厳冬期に入ると、南半球は春から夏へ移り変わる時期を迎え、気候がよく、景色も美しくなるため、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、フィジーなどの南半球諸国へのツアーが中国人観光客の間でトレンドになる。「ニュージーランド北島南島11~12日間ツアー」、「オーストラリア-ケアンズ9-10日間ツアー」、「フィジーロマニ6泊8日フリーツアー」、「中南米2ヶ国ブラジル-アルゼンチン13~15日間ツアー」などの南半球レジャー路線なら、夏になろうとする南半球ならではの風景を楽しむことができる。
また南極は11月から翌年3月までは夏に当たり、観光シーズンを迎える。携程旅行網がこのほど発表した「2018~19年中国人南極観光報告」によると、今年も南極観光の人気は続き、観光客は延べ1万人を突破する見込みという。
携程の関連責任者は、「今年の携程プラットフォームでは南極商品の取り扱いが増えている。現在、携程のアプリケーションには200件近い南極観光商品が出ており、観光船は約20隻から選択することが可能だ。選択できる便数も昨年より30%増えた。現時点での予約状況から考えて、18~19年の南極観光シーズンの観光入込客数は前年同期比100%増加するとみられる。中国は今や世界2位の南極観光の旅客供給国であり、スタイルでは団体ツアーが中心になる。出発都市は一線都市が多く、二線都市と三線都市にも拡大しつつある。南極観光は時間的、経済的なハードルが高いため、50~70歳のシルバー族が中心で47%を占める。90後は南極観光で最も潜在力を秘めたクラスターで、全体のうち23%を占める」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年12月13日