中国自動車工業協会が11日発表した2018年11月の新エネルギー自動車の生産台数は17.3万台、販売台数は16.9万台だった。1月~11月の累計では、生産台数は前年同期比63.6%増の105.4万台、販売台数は68%増の103万台だった。
国務院発展研究センター産業部の周毅助理研究員は、「自動車市場全体の低迷が続き、5カ月連続で前年割れとなる中、新エネ車は高い伸びを維持し、年間の生産・販売台数とも初めて100万台の大台に乗せた」と述べた。
11月の新車生産台数は前年同月比18.9%減、販売台数は13.9%減だったのに対し、新エネ車の生産台数は36.9%増、販売台数は37.6%増となった。新エネ車への補助金支給や、ガソリン車に対する交通規制、ナンバープレート交付制限といった政策が追い風になったと説明した。
新エネ車が年販100万台目標を達成したことについて、中国自動車工業協会の陳士華・秘書長助理(事務局長補佐)は、「今年通年で生産・販売台数とも120万台に達する見込みで、2019年も高い伸びが続くとみられる。ただ、今年に比べ生産・販売台数とも40万台程度の増加にとどまるだろう」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月14日