「中国が国連及び国際問題で果す役割が重要さを増していくのを私は目撃した。中国の改革開放の経験は世界の共通財産だ」。明石康元国連事務次長はこのほど中国の改革開放40周年について新華社の単独インタビューに応じ、こう語った。新華社が伝えた。
明石氏(87)は以前国連に40年勤務し、事務次長(広報担当、軍縮担当、人道問題担当)も務めた。明石氏は中華人民共和国が国連で合法的議席を回復するのも目撃し、中国が被援助国から援助国への役割に転じる過程を目撃し、中国が国連及び国際問題で果す役割が大きくなっていくのを目撃した。
1971年10月25日、国連総会は中華人民共和国の国連における全ての合法的権利の回復という提案を圧倒的多数の賛成で可決した。
「電子スクリーン上に採決結果が表示された瞬間を私は今も覚えている」。明石氏は、当時の情景を思い起こす際、思わず両手を上に挙げた。「会場に熱烈な拍手の音と歓呼の声がわき起こり、アフリカ諸国の代表は躍り上がらんばかりに喜んだ。国連の歴史にも新たな章が開かれた」。