12月1日、東南アジアからの90名の観光客が甘粛蘭鉄国際旅行社有限公司の催行する「環西部鉄道ツアー」のY681号「東南アジア冬季シルクロード国際ツアー特別列車」に乗り、蘭州駅から8日間のシルクロードの旅に出発した。観光客はこの旅行で今までとは異なる甘粛を目にし、ユニークな旅行体験を楽しんだ。
「道中の景色に驚き喜び、文化に心を揺さぶられ、今までとは違う甘粛、違うシルクロードを目にし、ある種の歴史の再現を体感した」。蘭州三泡台茶の香りが広がる車内で、シンガポールからツアーに参加した梁麗玉さんは列車のバー車両から窓の外を見渡してこう語った。
「シルクロード経済ベルト」のゴールデン地帯に位置する甘粛では、その独自の観光資源を目指して各地から観光客が集まってくる。しかし厳しい気候の影響で、観光市場は夏と秋が盛り上がり、冬と春は低迷している。2016年から、甘粛省政府は甘粛省への観光客誘致政策に力を入れている。特に冬と春の閑散期観光優遇政策を打ち出し、各地の観光資源を掘り起して、冬季春季の観光市場の開拓に取り組んでいる。