Y681号「環西部鉄道ツアー・東南アジア冬季シルクロード国際ツアー特別列車」の車両は特別仕様で、温かい配慮がされている。乗客は友人と将棋を指したり、お茶を楽しんだり、景色に応じた歌を歌ったり、読書を楽しんだりできる。
今年72歳の許雪香さんは多くの都市に出かけて、様々な乗り物に乗ったことがある。「でも、こんな列車は初めての経験だ。これは乗り物にとどまらず、1つの家のようだ。とても快適で、疲れを感じることはない」と語る。そして、「冬の甘粛は趣がある。機会があれば、また甘粛を訪れて『環西部鉄道ツアー特別列車』に乗りたい」としている。
この冬季観光特別列車は甘粛蘭鉄国旅公司とシンガポール華運旅遊有限公司が共同運行するもので、車内には甘粛河西回廊の文化を感じさせる要素が散りばめられ、特色あるバーやカラオケ、読書ラウンジ、茶芸坊など個性的な車両も設置。また、隴原の刺繍や切り紙など貧困支援製品の車内販売もあり、伝統的な車両が中国西部の情緒あふれる文化回廊の様相を呈した。