中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)によると、保険業全体ののレバレッジ比率が徐々に低下しつつあるようだ。事業構造の持続的改善に伴い、内的成長力が一段と強まり、リスク抵抗力が上昇し続けているという。
銀保監会はこのほど開いた支払能力監督管理委員会活動会議で、2018年第3四半期の保険業の支払能力とリスクの状況について分析検討した。データによると、今回の会議で審議対象となった保険会社178社の総合ソルベンシー・マージン比率(想定外のリスクに対する保険会社の支払余力。中国では100%を下回ってはならない)は平均245%、コア・ソルベンシーマージン比率は平均234%で、いずれも基準を大きく上回った。
具体的にみると、損害保険・生命保険・再保険各社の平均ソルベンシーマージン比率はそれぞれ、265%、241%、254%だった。