上海市政治協商会議の周漢民副主席は「開放は改革を促し、改革は革新を促し、革新は発展を促す。これは40年に渡る中国の急成長の武器だ」と述べた。
「中国の対外開放の歩みを振り返ると、絶えず思想を解放し、大胆に試み、徐々に開放し、全面的に推進したことが最も鮮明な特徴になっている」梁氏が話すように、数十万社の外資系企業が殺到したことは、中国が確固不動の姿勢で対外開放を推進し、体制・メカニズムの改革を通じより公平で透明で効率的な外資発展環境の構築に取り組んだからだ。「思想を解放する勇気がなければ、中国の対外開放の新局面を切り開くことはできない」
新たな開放の青写真がすでに描かれており、約束も実行に移されている。ボアオ・アジアフォーラムは今年4月、高水準かつ大々的な開放の明確なシグナルを発し、銀行や証券会社に対する外資の出資規制の緩和を含む多くの開放措置の実施の日程表を確定した。
中国は今年、外商投資ネガティブリストをさらに改定し、参入前内国民待遇とネガティブリスト管理制度を全面的に実施した。今年に入り、金融業の開放措置が次々と打ち出されている。中国銀行保険監督管理委員会は11月25日、独アリアンツによるアリアンツ(中国)保険控股有限公司の設立準備を許可した。これは中国初の外資系保険控股公司になる。
梁氏は、中国の外資導入は質向上、構造改善の新たな段階に入ったと指摘した。これは中国経済の発展段階や所得水準と密接に関わっており、経済発展が高成長から高品質発展に移り変わるための必然的な需要でもあるというのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月17日