中国二次元コード登録認証センターが20日に発表した情報によると、このほど設立された国内初の世界コード発行機関である統一二次元コード・マーク登録管理センター(UTC)が、世界のユーザー向けに二次元コード関連サービスの提供を開始した。また20日には正式に中国地域二次元コード発行作業を開始した。二次元コードと実体経済の深い融合を推進し、中国の産業のモデルチェンジ・アップグレードとデジタル経済の発展の促進に積極的な影響を及ぼす。
UTCの張超執行主任によると、UTCは国際コード発行機関として、国際二次元コード発行、標準制定、授権・評価体制などの内容を含む二次元コードサービスを世界のユーザーに提供している。中国交通通信情報センター、中国農業機械化科学研究院、国薬集団医療機器研究院は20日、UTCから独立コード発行資格を取得した。国内の交通・農機・薬品という3大分野で率先してコード発行を開始する。また20以上の省・直轄市のコード発行機関が地域コード発行資格を取得し、社会に標準化された便利な二次元コード発行サービスの提供を開始する。
国務院安全生産委員会専門家委員会の郭炎炎副主任は、「二次元コードは現在、商品の情報追跡、モバイルネットワークの入口、サイバー空間安全管理の重要な技術手段、新たな担い手となっている。新産業・新業態・新モデルを絶えず生み出している。産業構造の改善とデジタル経済の発展の促進、経済運行の質及び国際的な競争力の向上などにおいて重要な力を発揮している」と述べた。
中国電子商会の王寧会長によると、中国の世界二次元コード発行機関がサービスを提供する根拠となっているID codeは現在、世界から広く認められている。世界二次元コード中国区発行活動の開始は、中国と世界の二次元コード産業の交流と協力を推進し、世界二次元コード技術・産業の規範的かつ標準的な発展を引き続き促進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年12月21日