文字 経済 > 

発信時間：2019-01-07 15:40:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　保険情報サービスの慧保天下がこのほど開催した「2019慧保天下保険大会」で、保険業界が直面するチャンスと試練をめぐり、多くの専門家が意見を交換した。

　2018年、中国の保険業界は多くの試練に晒された。「2018年の年明けはマイナス成長に直面し、その後回復も見られたが、11月末時点で生命保険業界の業績は依然としてマイナス成長だった。損害保険業界は2018年、新車販売台数の伸びが鈍化し、市場競争が激化、保険会社の収益力も低下した。資産管理状況から見ても、業界は大きな試練に直面している。監督管理も強化され、保険業全体のコンプライアンス（法令遵守）に対する要求レベルが一段と高まった」と、中国保険資産管理業協会の曹徳雲・執行副会長は述べた。

　　

　同時に、社会資本の保険業に対する投資熱は過去のものとなった。「2015年から17年にかけて、社会資本は保険ライセンスの取得に殺到し、承認待ち企業は一時200社に上った。2016年は22社が承認されたが、規制強化に伴い、2017年は6社まで減少した。一部の保険会社は経営管理上、主力事業を逸脱し、違法な仮名・借名取引などを通じて支配株主となり、企業経営を完全に支配、保険会社を株主の資金調達プラットフォームやキャッシュディスペンサーに変え、産業体系を深刻に破壊してしまった。株式の監督管理を強化し、市場の混乱を正すために、政府は2018年に新版『保険会社株式管理弁法』を発表し、単一株主の持ち株比率上限を3分の1まで引き下げた。また、株式については一貫性のある分類管理を行い、保険会社の株主の参入基準を厳しく規制、社会資本の保険業に対する投資熱の鎮静化を図る」と、中国太平洋保険の徐敬惠会長は語った。

中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る