しかし、不安材料がある一方で、中国の保険業には多くの好材料がある。「2018年9月末時点で、保険料の伸びはマイナス成長からプラス成長に転じ、保険料全体の構造は大きく改善し質も向上した。同時に保険会社の資産配分構造も多様化し、投資収益率も安定した。中国保険業界の規模は世界第2位を維持し、世界の保険市場の成長をけん引する重要な原動力になった」と、曹徳雲・執行副会長は述べた。
保険業の今後の発展について、中国人寿保険集団の尹兆君・副総裁は、「中国は米国に次いで世界第2の保険市場になった」とし、「経済の質の高い発展」、「政策による恩恵の持続」、「個人所得の増加」、「介護サービス需要の増大」、「市場潜在力の開発余地」など5つの要因が原動力となり、「中国は今後10年も世界で最も急速に成長する保険市場であり続ける」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月7日