18年の最後の営業日の短期金利は目立って上昇し、上海銀行間取引金利(Shibor)をみると、翌日物金利(オーバーナイトレート)は2.554%となり、前営業日比108.4ベーシスポイント(bp)上昇した。
人民銀は年度末の資金の安定をはかるため、最後の2日間の営業日に4800億元規模のレポ取引(リバースレポ)を行い、流動性4500億元を投入した。19年になるとまた、2営業日連続で1千億元規模のレポ取引を行った。
3日に発表されたShiborでは、各期の金利が2日続けて下落。うち翌日物金利は1.968%で同33.2bp低下し、7日物金利は同8.7bp、14日物金利は同12.9bp、1ヶ月物金利は同11.6bp、それぞれ低下した。
中央経済政策会議は、民間企業と小規模・零細企業の資金調達の難しさや高額の資金調達コストの問題を着実に解決する必要があるとの方針を明確に打ち出した。専門家は、「今年の金融政策は民間企業と小規模・零細企業の資金調達をめぐる事前調整や微調整がさらに強化され、続いてより多くの政策ツールが打ち出され、企業の資金獲得の可能性がさらに高まり、資金調達コストは低下することになる」と予想する。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年1月7日