中国の北斗システムが世界でサービス開始 性能はGPS以上

中国の北斗システムが世界でサービス開始 性能はGPS以上。

タグ:北斗衛星測位システム

発信時間:2019-01-08 15:28:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 『日本経済新聞』は12月28日、中国版GPS「北斗衛星測位システム」が27日に完成し、同日から世界範囲でサービス提供を開始したと伝えた。


 「北斗」は1994年に「軍用防空システム」として開発をスタート。2000年に1基目の衛星を打ち上げ、2011年末に民間に開放した。2012年、中国と太平洋諸島を対象に測位情報の提供を開始。2020年に世界をカバーする予定だったが、予定より早く完成した。中国は米ロに次ぐ「宇宙強国」を目指しており、「北斗」は同計画において重要な役割を果たす。


 中国は、世界ハイテク産業のプラットフォームの構築を目指している。


 中国衛星測位システム管理弁公室の冉承其主任によると、「北斗」は中国が自主開発した技術を採用している。特許申請件数は5万4000件に達する。すでに7000万基の専用半導体を販売し、90カ国に輸出している。以前は船舶と公共交通機関などに供給していた。


 スマートフォンでは華為(ファーウェイ)、小米(シャオミ)、OPPOなどの携帯電話、自動車分野では安徽江淮汽車集団が「北斗」を採用。しかし実際は、中国の各種測位サービスは米国のGPSを多く採用していると見られている。「北斗」がまだ十分な信頼が得られていないことは今後の課題である。


 測位の精度については、「北斗」はアジア太平洋地域で5メートル、世界で10メートルとなっている。米ロなどの測位サービスと比べて、「北斗」のショートメッセージの文字と位置情報の処理能力は優れている。今後、衛星をさらに12基打ち上げ、測位の精度を高めるという。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月8日

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