国家統計局の寧吉喆局長は21日、中国は世界最大規模で最も成長力のある中等所得層を有し、2017年に4億人を超え、2018年にさらに増加したと紹介した。寧吉喆氏は、消費は中国経済の持続的な安定成長の柱を形成したと話した。国務院新聞弁公室は同日、記者会見を開き、国家統計局の寧吉喆局長が2018年の国民経済運行状況を紹介し、記者の質問に答えた。
寧吉喆氏は、中国経済にとって、2019年の経済成長の外部環境はより厳しいものになり、国際環境に不安定性、不確実性があり、貿易保護主義が盛んになり、一国主義とポピュリズムの活動も比較的多く、国内の構造的矛盾が際立つと指摘。
また、矛盾、困難、問題、試練、危機だけでなく、希望、チャンス、光、展望も見る必要があるとした。2019年、中国経済は危機の中にチャンスがあり、安定して向上し、経済運行を合理的区間に維持できる基礎・条件・自身・能力を有し、経済の持続的かつ健全な成長を実現できるという。
寧吉喆氏によると、中国は世界最大規模で最も成長力のある中等所得層を有し、国家統計局内部の試算では、2017年に中等所得層は4億人を超え、2018年にさらに増加した。
中等所得層の基準について、寧吉喆氏は、中国の典型的な3人家族の年収10~50万元の間で、中国の4億人、1億4000万世帯の車購入、家購入、旅行の能力がある人たちだと紹介。
また、この4億人の他に高所得者、中低所得者などもいるとした。所得増加、消費環境の改善、商品の質の向上により強大な国内市場が形成され、中国の消費潜在力がより放出され、これは巨大な潜在力だと示した。
さらに寧吉喆氏は、中国の労働力資源は約9億人、就業者は9億人超、高等教育および職業教育を受けた高資質の人材は1億7000万人で、毎年800万人以上が大学を卒業すると紹介。中国は巨大な人口と労働力を有し、人口ボーナスが存在し、労働参与率は高水準を維持している。
また、人口ボーナスが形成されており、これは中国の質の高い発展、経済成長の新高地の形成を促し、知的基礎と支持を提供する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月22日