「賞状680」検証機が22日10時10分に北京大興国際空港西第一滑走路に着陸し、一本目となるタイヤの跡を残した。これは北京新空港の初の検証任務が順調に完了したことを意味する。空港の建設は検収・交付段階に入ろうとしている。
初の飛行検証任務の代表者、中国民航飛行検証センター主任の熊傑氏によると、大興国際空港のように4本の高等級滑走路を同時に建設し、検証と使用を行う空港は世界的に見ても極めて稀だ。特に注目すべきは、今回の飛行検証で中国が独自の知的財産権を持つ検証プラットフォームが使用されたことだ。同プラットフォームは高機能で、性能の信頼性が高い。同検証プラットフォームは伝統的な検証プログラムを実行でき、かつADS-B(放送型自動従属監視システム)、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などの新型航行技術飛行検証任務を実行できる。その開発と使用成功により、中国は飛行検証システムを独自に開発できる6番目の国になった。
今回の飛行検証活動は1月22日に始まり、3月15日に終了を予定している。期間は2ヶ月弱。検証内容全体には、4本の滑走路、6つの計器着陸システム、7セットの照明、1セットの全方向ビーコン及び測距装置・飛行プロセスが含まれる。飛行検証の完了により、大興国際空港飛行プロセス・ナビゲーション設備は稼働開始の条件を備えることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月22日