中国国家統計局が1月21日発表した「2018年1-12月全国不動産開発投資・販売状況」によると、昨年の1-12月の全国不動産開発投資は12兆264億元だった。前年比の伸び率は9.5%と、1-11月より0.2ポイント低下し、前年より2.5ポイント上昇した。12月の不動産開発景気指数(以下、国房景気指数)は101.85と、11月を0.09ポイント下回り、3カ月連続で低下した。
2018年の全国分譲住宅販売面積は17億1654万㎡、販売額は14兆9973億元と、それぞれ前年比1.3%増、12.2%増だった。
「全国分譲住宅販売が再びこれまでの不動産販売記録を塗り替え、12月単月の販売も過去最高を更新した」。中原地産チーフアナリストの張大偉氏は、「突然の政策転換が無ければ、2018年の不動産販売記録を超えることは難しいだろう。2018年最後の数カ月の販売データをみると、市場の上昇力が乏しく、不動産市場の転換点はすでに現れた」との見方を示す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月22日