通年の都市部新規就職者1361万人、各月の全国都市部調査失業率4.8%~5.1%、年末の全国都市部登録失業率3.8%。これらは2018年の中国の就職状況の成績である。
2018年初めに設定した通年の就職目標は、都市部新規就職者1100万人以上、都市部調査失業率5.5%以下、都市部登録失業率4.5%以下で、通年の目標を達成した。2018年を振り返ると、国内外の環境は複雑で変化が多く、中国の就職状況は多くの圧力に直面したが、どのようにして安定を維持したのか。
就職は安定しながら増加
「2018年の就職は安定を維持しながら増加した」。人力資源社会保障部が1月24日に開いた2018年第4四半期記者会見で、盧愛紅報道官は2018年の雇用状況をこのように評価した。
失業率は低水準を維持。年末の全国都市部登録失業率3.8%で、近年の最低水準となった。主要層の就職状況は良好。社会・経済活動の主力軍である25~59歳の労働人口の失業率は4.4%の低水準を維持。大学卒業生の就職状況は平年より良好で、20~24歳の本科以上の教育を受けた者の失業率は前年同期比2ポイント低下。全国の出稼ぎ労働者の数は2億8836万人で前年比184万人増加。都市部の失業後再就職者は551万人、就職困難な人の就職実現は181万人だった。
国家統計局人口・就業統計司の李希如司長は、「世界の不確定要因が増え、国内経済の下降圧力が拡大する中、2018年の中国の就職状況が全体的に安定したことは容易なことではない」と述べた。
経済の安定が良好な就職状況を後押し