中共中央政治局と中国国務院は先般、河北雄安新区の全面的な改革深化と開放拡大を支持する指導意見を提起した。
「意見」は、2022年までに、雄安新区の位置付けと質の高い発展の要求に沿って、資源配分のなかで市場に決定的な役割を持たせ政府の役割をより良く発揮させる制度体系を基本的に確立すべきと指摘。また、重点分野と要となる改革で顕著な効果を上げ、良質でゆとりある発展環境と活発で効率的なイノベーションの気風を醸成、北京から分散移転する非首都機能と人口吸引力を強化し、雄安新区発展の原動力としての改革開放の作用を明確に発揮するよう要求した。
2035年までに、雄安新区の全面的な改革深化と開放拡大に向けた各措置を全面的に徹底し、系統的で科学的秩序に則り、効率的に運営される制度体系を整備、雄安新区へ移転する非首都機能を一段と発展させ、「雄安品質」の基準体系を熟成して拡大展開し、質の高い発展推進に対するけん引作用を一段と発揮する必要があると指摘。
今世紀中ごろをメドに、雄安新区の社会主義市場経済体制をさらに整え、ガバナンス体系と統治能力の近代化を実現、経済発展の質と効率と原動力の変革を完了、活力に満ち調和と秩序ある社会を目指す。そして改革開放の経験と成果を全国に広く展開し、国際影響力の強化を図る。
「意見」はまた、河北雄安新区の全面的な改革深化と開放拡大の全体要求と重点課題、支援措置を支持し、具体的取組について指示を出した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月25日