大規模な5Gネットワーク構築、間もなく本格的に開始

大規模な5Gネットワーク構築、間もなく本格的に開始。

タグ:5Gネットワーク構築 開始

発信時間:2019-01-25 15:41:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ファーウェイは24日、2種類の5G重要チップを発表した。これは5G基地局とスマートフォンなどの端末に使用される。同時に、各地では応用例の発表が続いている。川上の中核部品から川下の応用シーン、地方の支援策の拡大など、5G産業の発展に朗報が続いている。またIMT-2020(5G)推進チームが発表した5G技術研究開発試験第3段階テストの結果によると、5G基地局と中核ネットワーク設備の主要機能が予想に合致した。第3段階テストはほぼ完了しており、大規模5Gネットワークの建設が間もなく展開されようとしている。


 中核チップに進展


 ファーウェイ常務取締役、キャリアネットワークBG責任者の丁耘氏によると、今回発表された5G基地局用チップの名称は「天罡」で、クアルコムの同分野の独占を打破した。同チップは超高集積度、極めて高い計算力、極めて広いスペクトル幅という長所を集めている。基地局のサイズを半分以下にし、重量を23%軽くし、エネルギー消費量を21%削減する。取り付けにかかる時間は標準的な4G基地局の半分ほど。


 ファーウェイ常務取締役、コンシューマーBG責任者の余承東氏は、5Gマルチモジュール端末に使用されるチップ「Balong 5000」について、全面的に5G時代を開くための鍵と紹介した。スマホの他に、家庭内の広帯域端末、車載端末、5Gモジュールなどに使用でき、5G時代の車載ネットワークの応用などの実現を促す。また同チップは2G-5Gの各種ネットワーク規格をサポートし、5G NSAやSAなど異なるネットワーク規格の需要を満たす。余氏は端末について、今年2月にバルセロナで開催されるモバイルワールドコングレスにて、世界初の折りたたみ可能な5G携帯電話を発表すると述べた。


 政策も5G中核部品の発展を重視している。「北京市5G産業発展行動プラン(2019-22年)」がこのほど発表された。北京市は5G中核部品コア技術の進展と実用化を、5G産業の主要任務にしている。


 大規模ネットワーク構築が間近に


 IMT-2020(5G)推進チームは23日に北京市で、5G技術研究開発試験第3段階総括会を開いた。テスト結果によると、5G基地局とその中核ネットワーク設備は、非独立ネットワーク構築及び独立ネットワーク構築をサポートし、主要機能が予想に合致した。推進チームはテストに参加したファーウェイ、ZTE、大唐、エリクソン、上海ノキア・ベル、インテル、クアルコム、海思、紫光展鋭などの企業に証書を発行した。今年は5G強化及びミリ波技術の研究開発・試験などを開始する。工業・情報化部情報通信発展司の陳立東副司長は、第3段階のテストがほぼ完了しており、5Gネットワークの構築が間もなく始まると指摘した。


 注意すべきは、5Gが各地の政府活動報告に盛り込まれていることだ。北京市、天津市、四川省、湖北省などは、今年5Gネットワークの構築を加速するとしている。


 工業・情報化部の苗圩部長は先ほど、「今年はいくつかの都市で5G臨時許可証を発行し、重要エリアで先に大規模なネットワーク構築を実現する。同時に基地局などのネットワーク構築のペースを上げ、徐々に全国をカバーする」と表明した。市場関係者は、5G臨時許可証は5月の電気通信日の前に発行される可能性がある。


 川下の応用が成熟化


 苗部長は先ほど、「5G時代において、5G施設の2割前後が人と人のコミュニケーションに用いられ、8割がIoTの通信問題となる。工業・情報化部は端末産業の成熟を促し、5Gの車載ネットワークなどの分野における応用を推進する」と話した。


 「北京市5G産業発展行動プラン(2019-22年)」によると、北京副都心、北京新空港、2019年北京世界園芸博覧会、2022年北京冬季五輪、長安街沿線アップグレード改造という5つの重大プロジェクト・重大活動の場の需要に基づき、5G自動運転、健康・医療、産業インターネット、スマート都市、超高画質動画の応用を展開し、5G産業の新業態を育成する。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月25日



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