中国国家統計局はこのほど、2018年の中国経済のデータを発表した。この中国経済の「2018年度経済報告」をみると、安定しつつ変化するという課題に直面した中国経済は、全体的に安定し、安定しつつ前進するという成績表を提出した。本紙のインタビューに応じた外国の専門家・学者は、中国は国内総生産(GDP)の中高速成長を維持しただけでなく、経済発展の新たな原動力の引き出しにより人々の世界経済の成長への希望を高めていると判断した。
「中国が海外企業の投資・成長の理想的な国に」
経済規模が初めて90兆元を突破し、前年比6.6%増となった。成長率は世界トップ5の経済国のうち首位を占めた――一国主義と保護主義により世界経済が低迷し、世界の投資が大幅に減少するなか、中国経済のこの成績表は得難いものであり、非常に貴重だ。
ベルギーのアントワープ大学の経済学教授は「世界経済は昨年、低迷の大きな圧力に直面したが、中国経済の6.6%という成長率は非常に得難いものだ。中国は改革深化を続け、高度成長段階から着実に質の高い発展段階に邁進している。経済発展の質が引き続き改善されている」と述べた。
ロシア国立研究大学高等経済学院東洋学教育研究室長は、「中国は市場の活力喚起、減税・費用削減による流動性の供給、中小企業の負担軽減、経営環境の改善などの各種措置を講じた。これらの政策は経済発展を力強く支えた」と分析した。
「中国の供給側構造改革に良好な効果」
中国経済の昨年の世界経済成長への貢献率は30%弱に達し、引き続き世界経済成長の最大の貢献者となった。ロシア民族友好大学の准教授は、中国による全面的な対外開放を推進する一連の措置を称賛し、外資導入の成長は国際資本が中国の経済成長と投資環境に期待を寄せているためと判断した。