タイ観光・スポーツ省のウィーラサック・コースラット大臣は同省の記者会見にて、2018年にタイを訪れる中国大陸からの観光客は過去最多の延べ1035万人に達したため、タイの観光業界は中国人客をより良くもてなす方法を検討するべきだと述べた。
記者会見で発表されたデータによると、昨年の訪タイ中国大陸客は前年比7.44%増加し、タイで11.52%増の5807億バーツの観光収入を創出した。
ウィーラサック氏は、「訪タイ中国大陸客の数は2015年より急増を開始し、毎年10%前後の伸び率で安定している。同省などの関連部門は中国市場に的を絞った対策を講じ、関係者と協力し中国人客の受け入れに取り組むべきだ」と述べた。
訪タイ中国人客の水難事故が発生していることについて、ウィーラサック氏は「タイ政府は関連旅行団体に対する注意と宣伝を強化する。観光客には疲労時の海やプールでの遊泳を回避するよう提案する」と話した。
ウィーラサック氏は「同省は今年、人気観光スポットに当たらない55郡のPRを続け、スポーツ観光、医療観光などをPRする。観光という重要な経済的手段によりタイの立ち遅れた地域の発展を促進すると同時に、観光によって環境保護などを促進する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月29日