第2回中国国際輸入博覧会(輸入博)のプロモーションイベントおよび中国スペイン企業家交流会が先般、スペインのマドリードで開催され、両国の政治経済界代表が参加した。スペインの参加者は、「スペイン企業は輸入博などのプラットフォームを充分に活用し、2国間の経済貿易の連携を一段と強化すべきで、スペイン中国両国の経済貿易協力による多くの実りある成果を期待する」と述べた。
「昨年はスペイン中国の経済貿易関係の発展にとって重要な意義のある1年だった。双方は農産品貿易などの分野で多くの協力協議を締結し、スペイン中国企業諮問委員会が正式に設立され、両国の経済貿易協力に新たな原動力が注入された」。スペインのシアナ・メンデス商務担当副大臣は、「スペインは輸出型国家だ。両国の経済貿易協力が緊密になるのに伴い、スペインの対中輸出の比率も拡大し、中国はスペインにとってEUを除き最大の貿易相手国となった」と述べた。
近年、中国スペインの経済貿易協力は着実に推進されており、2国間貿易額は国交樹立時に1200万米ドルだったが、2017年には309億米ドルに拡大した。スペイン商工会議所のアドルフ・ディアス・アンブロナ事務局長はこれについて、「中国市場はスペインにとって極めて重要だ。中国経済の安定的発展と科学技術レベルの向上は両国の経済貿易協力拡大に多くのチャンスをもたらした。両国企業のより安定的で互恵的な関係構築に期待しており、これは両国の経済成長と雇用創出に重要な意義を持つ」との見方を示した。