中国商務部は29日、2018年版「対外投資協力国別(地区)指南」を正式に発表した。
商務部対外投資・経済協力司の韓勇副司長は、中国の外部環境は今年複雑かつ厳しく、企業の海外進出にはチャンスもあればリスクと課題も存在すると述べた。同指南は主に、中国企業の海外進出の「学費」を減らし、回り道を回避させるため作成された。企業は海外進出で直面しうるリスクと課題を認識することができる。
情報によると、中国は2009年に初めて同指南を発表し、その後は国の対外投資新戦略の需要に合わせて内容と情報を毎年更新してきた。現在ですでに第10版となる。商務部国際貿易経済協力研究院の曲維璽副院長によると、同指南は国の対外投資主管部門である商務部が自発的に社会に向け公開・提供する、重要な公共サービス製品だ。
説明によると、2018年版は172カ国・地域を網羅する。アジアは27、西アジア・アフリカは63、ユーラシアは12、欧州は36、アメリカ大陸・オセアニアは34。2018年版はこれまでのデータ、情報、政策・法規などの内容を全面的に更新した。特に「一帯一路」関連諸国については、インフラの現状や発展計画などの内容が、系統的・全面的・客観的に更新されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月30日