過剰消費陥る中国の1990年代生まれが「負豪」に 親が肩代わり

過剰消費陥る中国の1990年代生まれが「負豪」に 親が肩代わり。

タグ:中国消費

発信時間:2019-01-30 17:44:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

輸入車・ミニクーパーを改造し、1万元以上する日本製の限定版万年筆とそのインクを購入するというように、浙江省杭州市のある企業で働くエンジニアの余さんは、マイホームも車もあり、税金を引かれる前の年收が約30万元あるものの、買いたいものがあれば買ってしまうため、その貯金はゼロだという。

就職サイト・智聯招聘の「ホワイトカラー満足度指数調査研究報告2018」の統計によると、18年、貯金が3万元以上あるホワイトカラーは3割にとどまり、2割は全くないどころか、負債さえ抱えていた。

借金をしながらお金を使うよう誘導することが「負豪」の誕生を促進

関係専門家は、一部の若者が過剰消費や支出が収入を上回る状態、ひいては借金地獄に陥っていたり、首が回らない状態になっている主な理由は2つあると指摘する。

1つは、経済が長足の発展を遂げ、社会全体の消費の高度化が続いているのを背景に、若者の消費も拡大し、バランスを失いやすい状態になっている点。

特に、インターネットが普及し市場経済のもとで育った90後、00後は、数世代続いていた多くの家庭の経済状態が思わしくないという状況からは既に抜け出しており、自由に使えるお金も増え、消費意欲も強い。しかし、一部の若者は、過剰消費の状態から抜け出せず、その加減をコントロールすることもできず、収支のバランスを取り、分相応なお金の使い方をしなければならないという理性的な消費意識が形成されていない。

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