中央国債登記決算有限責任公司と東方金誠国際信用評価公司がこのほど共同発表した「2018資産証券化発展報告」によると、2018年の中国資産証券化商品の発行額は2兆元を突破し、2018年末の発行残高は3兆元を突破した。
そのうち、個人の住宅担保ローンの証券化が急速に拡大しているほか、住宅リース資産の証券化も発展し、サプライチェーン資産担保証券(ABS)発行の動きが加速、多くの新たな革新的商品が発行され、既存資産の活性化・不良債権リスクの解消・金融包摂のサポートといった面で重要な役割を果たしている。2018年は中国の資産証券化が新たなステップに進んだ。
中国の資産証券化事業には主に4つのモデルがある。◇証券会社やファンド管理会社の子会社による資産担保証券(ABS)発行計画、いわゆる企業ABS。◇貸出資産担保証券(貸出ABS)。◇保険資産の証券化業務。◇銀行間市場取引商協会が監督管理する資産担保手形(ABN)だ。