マレーシア国際通商産業省が30日に発表したマレーシア貿易報告書2018によると、2018年のマレーシアと中国の貿易額は前年比8.1%増の約3138億1000万リンギット(約774億ドル)で、マレーシアの貿易総額の約6分の1を占めた。中国は2009年より10年連続でマレーシアの最大の貿易相手国になっている。
マレーシアの昨年の中国からの輸入額は6.4%増の1749億3000万リンギット(約426億ドル)。対中輸出額は約1割増の1388億8000万リンギット(約338億ドル)。
マレーシア国際通商産業省のレイキン大臣は、「昨年は世界経済環境に不確実要素があったが、輸出成長が予想を上回ったことで、マレーシアの貿易総額が成長を維持した」と指摘した。
同日発表された報告書によると、マレーシアの昨年の貿易総額は5.9%増の1兆8760億リンギット(約4600億ドル)で、うち輸出は6.7%増の9980億1000万リンギット(約2430億ドル)。
レイキン氏は「マレーシアの昨年の貿易黒字は1200億リンギット(約290億ドル)以上で、2012年以降としては最大となった。マレーシアは1998年より21年連続で貿易黒字を実現している」と述べた。
対中輸出が約1割増加したほか、マレーシアの昨年のASEAN諸国に対する輸出額は約5%増加した。対米輸出は約2.3%増。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月31日