中国の地方政府特別債発行枠として1兆3900億元が承認されると、1月21日より地方債の発行が相次いでいる。証券日報の統計によると、1月31日だけでも広東省、浙江省、深セン市、内蒙古(内モンゴル)自治区、広西チワン族自治区、北京市、海南省、江蘇省による地方債発行規模が1389億9500万元にのぼり、単日としての最高記録を樹立した。
データによると、1月の地方債発行規模は4179億7000万元。うち新規債券が3687億6000万元、置換債券または借換債券が492億元。新規債券のうち新規一般債券は2276億元で、一般債券発行枠の39.2%を占めた。新規特別債券は1411億7000万元で、特別債券発行枠の17.4%を占めた。
国盛証券固定収益金融商品チーフアナリストの劉郁氏は、「新規特別債券の発行枠は新規一般債券を上回るが、一般債券は発行の際の規制が少なく、資金の都合がつけやすく、発行が容易だ。そのため1月の新規一般債券の発行は、新規特別債券を上回った」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月3日