また中国の銀行業の資産総額が、世界最大の37兆ドルにのぼることに注意が必要だ。中国は26兆ドル以上の預金と3兆ドル以上の外貨準備高を持つ。この大きな資金力があれば、すべての金融・経済問題に対応できる。
中国経済は米国及びそのG7の同盟国よりも好調だ。中国国家統計局のデータによると、昨年の中国の賃金は6.5%増、消費額は6.2%増となり、新規就業者数は1360万人にのぼった。米労働省のデータによると、昨年の米国の名目賃金は2.7%増で、物価上昇率は2.9%にのぼった。EUと日本のデータも振るわなかった。
中国の14億人という巨大な国内市場(うち中所得層が4億人以上)は、海外投資家に大きなチャンスを提供している。これは米国の同盟国を含む多くの国が、中国との関係改善を願っていることの説明になろうか。
米国とその他の中国攻撃を好む国は、ずさんなガセネタで中国のイメージダウンを図るのを直ちに停止するべきだ。米国の3.0%という成長率を「奇跡」と称賛しながら、中国の6.6%の成長率は崩壊を意味するという論理は成り立たない。
中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月7日