【新華社石家荘2月7日】中国共産党河北省雄安新区工作委員会と管理委員会は、「千年の大計」を担う雄安新区で中国の優れた伝統文化を保護・振興し、歴史の文脈を引き継いでいくために、2018年初頭から7カ月間にわたり、雄安新区全域で「記憶にとどめる郷愁特別行動計画」と題した保存調査・登録事業を組織的に展開していた。
雄安新区計画研究センター計画グループの夏雨(か・う)グループ長によると、雄安新区計画建設局は、全ての「郷愁ポイント」の確認と補足を行い、地理情報システムに入力して地理情報と保存状況を照合した。また、雄安新区総合法執行局と「記憶にとどめる郷愁特別行動計画」の成果をまとめた。雄安新区の人々の記憶を載せ、新区の伝統文化の遺伝子を凝縮した郷愁遺産が登記・記録され、全部で2367項目の「郷愁ポイント」のデジタル座標見取り図が作られた。
雄県古楽や鷹爪翻子拳(ようそうほんしけん)、安新圏頭音楽会、大王音楽会、容城沙河営百年劇団など、数多くの民間芸術団体や個人がこの地で活躍してきた。
雄県古楽は地域の人々の間に広まって千年近くになる伝統音楽で、宋代に始まり、明・清の時代に盛んになった。中国の古典民族音楽を研究する上で貴重な資料だ。