中国企業の海外投資がここ数年にわたって盛り上がり、なかでも「一帯一路」の投資協力が着実に進んでいる。中国の海外投資は日増しに規模化、多様化、複雑化が進み、海外投資保険は次第に中国企業と金融機関にとって海外での不可抗力リスクを回避する有効なな手段となった。
海外投資保険は主に域外投資プロジェクトのホスト国で直面する徴収、為替規制、戦争、政治面の変動、違約などのリスクを対象とし、保険金支払率は最高95%に達する。今や海外投資保険は、中国の「走出去(海外進出)」金融サービスシステムの重要な一部となり、中国企業の海外投資や中国の対外協力の安定的で健全な発展を促進するかけがえのない作用を発揮している。
中国輸出信用保険公司(中国信保)によると、同社の2018年の海外投資保険の保障額は前年比18.9%増の581億3千万米ドルだった。保険カバー範囲は、石油・天然ガス、鉱産、産業パーク、電力、交通インフラ、域外経済・貿易協力区、各種製造業に広がり、世界84カ国・地域にあるプロジェクトに及んでいる。