「一帯一路」イニシアティブがこれほど多くの国々に受け入れられた1つの重要な要因は、その際立った特徴である互恵・ウィンウィンにある。新たな国際発展協力プラットフォームである「一帯一路」は中国の発展に着眼し、中国の世界進出を推進し、一層の改革開放という中国のニーズを満たすと同時に、世界経済の連動式発展にも着眼し、中国発展のチャンスを沿線各国と分かち合い、中国発展の「急行」に各国が「相乗り」することを歓迎している。「一帯一路」イニシアティブは包摂性と柔軟性を備えており、どの国もそこから自国の発展上のニーズに合致し、中国と、さらには第三国と協力・ウィンウィンを実現できるプロジェクトを見出すことができる。「一帯一路」建設において、中国側は常に協力・ウィンウィンの原則を堅持し、各国の利益と関心に配慮し、発展戦略の連携を重視し、協力の最大公約数を探し求め、各国の強みと潜在力が十分に発揮されるようにしている。
「一帯一路」イニシアティブが国際的に高い評価を得ることができたのは、常にオープンで透明性の高い運営をしているからだ。「一帯一路」には「黄金の法則」がある。すなわち「共に話し合い、共に建設し、共に分かち合い」、協力において各国は平等であり、協力の範囲は開かれたものであり、協力の成果は共有されるということだ。中国は地政学的角逐をせず、「一帯一路」イニシアティブを地政学的道具にせず、閉鎖的・排他的な小グループを作らない。中国はこれまで他国に強要したことはなく、いわゆる「受け入れがたい条件」を課したことも一切なく、オープンで透明性のある対等な協議を堅持している。「一帯一路」協力の枠組で実施されるプロジェクトは、いずれも国際法と国際関係の基本準則に合致し、国際的に広く行われるビジネス・ロジックと運営モデルにも合致している。
新しい事物の発展は、どれも順風満帆とはいかないものだが、時代のニーズに合ってさえいえれば、生命力に満ちるものだ。「一帯一路」イニシアティブの下で、さらに多くの協力プロジェクトが根を下ろし、花を咲かせ、実を結び、世界に活力を与え、沿線各国の経済的・社会的発展に力強い原動力を与えると、われわれは信じる。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年2月14日