中国石化西北油田支社が14日に明かした情報によると、西北油田順北5-5H坑は掘削作業を順調に終えてテスト段階に突入した。掘削の深さは8520メートルで、アジアの陸上で最も深い順北蓬1坑の8450メートルの記録を塗り替えたと同時に、4項目のアジア陸上新記録を打ち立てた。
順北5-5H坑はアジアの陸上120.65ミリボーリング孔で最も深い8520メートル、最長の870メートル、坑底平行移動で最大の645.16メートル、垂直の深さ8032.84メートルの記録を樹立。
2016年に発見された順北油ガス田は27の大深度坑井を掘削し、2018年の原油生産量は52万1800トンで、70万トンの生産井を完成させた。
タリム盆地は特殊かつ複雑な地質構造をしているため、油田が深くに埋蔵され、中でも順北油ガス田は深さ8000メートルに達し、アジア陸上で最も深い油ガス田と鑑定されている。深さ8000メートルに埋蔵されている原油を採掘するため、同社は2002年に大深度坑井の掘削技術の研究を開始した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月15日