2019年1月の中国自動車市場は昨年に続き低迷した。中国自動車工業協会(中汽協)が18日発表した2019年1月の自動車生産・販売統計によると、1月の自動車生産台数と販売台数はいずれも前年同期比10%超の減少となった。一方、新エネルギー自動車は市況に逆行するかたちで増加し、生産台数と販売台数の伸び率がいずれも100%を超えている。
1月の自動車生産台数は前年同期比12.1%減の236万5千台、販売台数は15.8%減の236万7千台だった。セダンやSUVを含む複数の車種の生産台数と販売台数が前年同期を下回り、業界全体の販売台数の減少率は生産台数を大きく上回る状況となった。
ただ、全車種の統計が減少したわけではない。クロスオーバーSUV(軽トレールワゴンなどの貨客兼用車)とトラックの生産台数はそれぞれ15.8%増、4.7%増だった。また、1月の自動車輸出台数は前年同期比4.4%増の8万3千台で増加トレンドを保ち、うち商用車は伸び率がトップとなる47.6%増の2万9千台だった。