今年の春節(旧正月)連休中、多くの映画館で国産の正月映画が放映された。優れた興行収入を記録し好評を博したが、ネット上で海賊版による著作権の侵害があった。国家版権局はこのほど、各部門が調査を強化し、海賊版の蔓延を阻止すると発表した。
国家版権局版権法執行部門の関係者によると、版権局は正月映画の著作権の保護を高度に重視している。正月映画8作品を今年第1陣となる重点作品著作権保護早期警戒リストに入れており、春節期間中に中国版権協会モニタリングセンター及び電影質検所による海賊版のモニタリングを強化した。特に2月7日より、重点保護作品の権利者及びモニタリング機関のマッチング窓口を作り、サイト運営者に対して著作権侵害情報を直ちに削除させた。14日夜現在、権利者から報告のあった6362件の著作権侵害リンクを処理した。正月映画の著作権侵害は現在、全体的に減少傾向を示しており、2月8日の1634件の処理件数が14日の392件に減少している。
国家版権局版権法執行所の趙傑所長は「国家版権局は今後、国家電影局、公安部、工業・情報化部などの関連部門と協力し、海賊版の源を突き止め、映画館での盗撮の取り締まりを強化する。海賊版映画を販売・伝播するサイト、アプリ、微信アカウント、EC事業者に対して、著作権法執行部門は厳しく取り締まり、深刻な場合は公安部門に刑事処分を依頼する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月21日