中国の国家発展改革委員会(発改委)はこのほど、「現代化都市圏の育成・発展に関する指導意見」(以下「同意見」)を印刷・配布し、現代化都市圏の育成・発展の加速を求めた。
都市圏とは、都市クラスタ内の超大都市・特大都市もしくは影響力の強い大都市を中心とし、半径1時間の通勤圏を基本範囲とする都市化空間形態を指す。
発改委は、都市圏の建設は近年急成長の流れを示しているが、都市間の交通一体化水準が低く、分業と協力が不足しており、低水準の均質化競争が深刻であり、協同発展体制・メカニズムが不健全であるといった問題が依然として目立つとした。
発改委は都市圏の交通施設について、地方が高頻度通行車両を対象に高速道路料金優遇政策を実施し、ETCの普及を加速・拡大し、高速道路の省(直轄市・自治区)を跨ぐ料金所の取り消しを推進し、都市圏内の高速道路通勤効率を高めることを奨励すると表明した。「行き止まり」解消プロジェクト、「ボトルネック」拡張プロジェクトを実施し、都市圏内の各種「行き止まり」「ボトルネック」を突き止め、「行き止まり」の解消を加速し、都市圏道路網の連結の程度を高めるとした。