18日までに、中国の地方両会の多くが閉幕した。記者の調べによると、各地方政府は今年の活動計画の中で、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)との積極的な連結・融合を、開放型経済建設活動における重要任務としている。専門家は、インフラなどの重大プロジェクトの建設と生産能力をめぐる協力が重点になると表明した。また4月に北京で開かれる第2回一帯一路国際協力サミットフォーラムは、地方が対外経済貿易協力を拡大する重要な場となる。より多くの対外開放のボーナスに期待できる。
各地の成績表を見ると、一帯一路がすでに地方の対外経済貿易協力の重要な成長原になっていることが分かる。例えば福建省は政府活動報告の中で、一帯一路の建設と積極的に融合することで、開放型経済水準を絶えず高めているとした。昨年通年の輸出額は7600億元を超えており、21世紀海上シルクロード沿線諸国・地域との貿易額は前年比で11%以上増加したという。
福建省は今年の活動計画の中で、よりハイレベルな開放型経済の発展を加速するとした。新たなスタートラインに立ち一帯一路の建設と全面的に融合し、華僑の優位性を発揮し、21世紀海上シルクロード中心エリアの建設の掘り下げを推進する。シルクロード海運、シルクロード飛翔、国際協力実証団地の建設、対外経済貿易協力重点団地の建設、遠洋漁業基地の建設、文化観光ブランドの樹立、世界の友人の輪の拡大という7大象徴性プロジェクトを実施する。古泉州(刺桐)などの文化遺産申請を推進し、より多くの成果を形成する。