中国で今年の中央1号文書が正式に発表された。これは改革開放以降で21番目となる「三農」(農業・農村・農民)活動の中央1号文書であり、農業・農村の優先的発展を堅持する全体方針を掲げ、農村振興のトップダウンデザインと詳細な手配を行った。
農業・農村の優先的発展の全体方針には、「4つの優先」が主要内容となっている。
幹部配置を優先的に考慮。地方の活動の良し悪しを調べる時には、工業だけではなく、農業をも重視し、都市部だけではなく、農村をも重視する。健全な指標審査体系を構築し、各級地方党委員会・政府が農業と農村に注意と意欲を向け、より自覚的に「三農」活動を行うよう促す。
要素配置の需要を優先的に満たす。都市部・農村部の発展バランスが乱れている原因の一つは、資源要素の不均衡な配置だ。農業・農村優先発展を実現するためには、制度性供給を強化し、より多くの資源要素を農村に配置し、農村の発展の基礎を固める。従来の要素単一方向流動の状況を変え、「人・土地・資金」で工夫し、各種人材のUターン・Iターンを促し、各種資本の農村への投入を奨励する。金融包摂の重点を農村に置き、土地のボーナスを秩序正しく効果的に引き出し、土地資源を活性化させる。