IMAX Chinaは27日、2018年通年の業績を公開した。データによると、IMAX Chinaの昨年の売上と利益は前年比でやや減少した。しかしIMAXの中国市場における興行収入は6割以上の伸び率を示している。中国はIMAXにとって最大の海外市場になっている。
IMAX Chinaのリチャード・ゲルフォンド会長は「昨年はIMAXが中国市場で最高の興行成績を記録した一年であり、今年もこの流れを引き継いでいる。『流浪地球』及び『アリータ: バトル・エンジェル』が好調で、当社は中国市場で今年すでに7800万ドルの興行収入を記録しており、前年同期比61%増となっている。また『流浪地球』は『アベンジャーズ3/インフィニティー・ウォー』を上回り、IMAXの中国市場における最高の興行成績を記録している」
発表された業績によると、IMAX Chinaは昨年、大中華区での売上が1億1750万ドルに留まり、前年の1億2650万ドルから7%減となった。興行収入は3億3700万ドルで新記録を樹立し、前年比16%増となった。またIMAX Chinaの中国における興行収入のうち、中国語作品が24%増で3割を占めた。
IMAX Chinaは昨年も中国における展開を拡大した。昨年9月には華潤置地の傘下にある万影影業と、IMAXシアターを14軒新設することを発表した。データによると、IMAXシアターの数は大中華区で639軒にのぼる。
好調な興行収入を維持するため、IMAX Chinaの筆頭株主であるIMAX Corporationは、年内に21作品を公開することを確認した。すでに国内で上映されている『アリータ: バトル・エンジェル』のほか、『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ4』『メン・イン・ブラック : インターナショナル』『X-MEN:ダーク・フェニックス』などの上映が予定されている。海外の大作の他に、IMAX Chinaは中国映画に力を入れる。映画コメンテーターの劉賀氏は「IMAX Chinaは主に独自の技術力により一定の市場を手にしている。国産映画の取り組みも、国内の観客とのつながりを強め、より大きな市場を発掘するためだ」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年2月28日