「国家品質農業振興戦略計画(2018−22年)」、7部門が共同発表

「国家品質農業振興戦略計画(2018−22年)」、7部門が共同発表。

タグ:中国農業

発信時間:2019-02-28 17:15:13 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国農業農村部などの7部門がこのほど印刷・配布した「国家品質農業振興戦略計画(2018−22年)」(以下「同計画」)は、今後一定期間に渡り実施する「品質農業振興」(質向上による農業振興)戦略の全体方針、発展目標、重点任務を明らかにした。同計画は、2022年までに品質農業振興制度枠組みをほぼ構築し、農業高品質発展で顕著な成果を手にするとした。2035年までに品質農業振興制度体系をさらに改善し、農業高品質発展で決定的な進展を実現し、農業・農村現代化をほぼ実現する。


 耕作・栽培・収穫の機械化率を71%に


 中国の農業供給側改革の推進、及び都市部・農村部住民の消費構造の変化に伴い、人々の農産物の需要は徐々に「量」から「質」へ、「多」から「良」へと変化している。この変化にいかに対応すべきだろうか。同計画は、今後5年間を農業高品質発展推進の重要な戦略的チャンス期と位置づけた。農業発展法則及び時代の要求に基づき、品質農業振興の新たな局面を切り拓き、農村の全面的な振興及び農村現代化の基礎を固めなければならない。


 品質農業振興において、産業収益性の向上が目標の一つとなる。同計画は、今後第一・二・三次産業の深い融合を加速し、一定規模以上の農産物加工企業の生産額と農業総生産の比率を2.5:1にするとした。また家畜・家禽飼育規模化率を66%とし、水産物健康養殖モデル区面積の比率を65%にする。


 品質農業振興においては、生産効率を高める必要がある。同計画は、農業労働生産性、土地生産性、資源利用率を全面的に高めるとした。農業労働生産性を1人あたり5万5000元に、土地生産性を1ムーあたり4000元に、農作物耕作・栽培・収穫総合機械化率を71%に、耕作地灌漑水有効利用係数を0.56に、主要農作物の化学肥料・農薬利用率を41%にする。

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