華為(ファーウェイ)は2月24日、同社初の折りたたみスマートフォンを発表した。これは、サムスンに続くフレキシブルディスプレイ採用折りたたみスマホの発売となり、端末価格も同じく1万元を超える。これについて業界関係者は、OLEDディスプレイの供給が不足し、ヒンジなどの部品コストが高止まりしているため、折りたたみスマホの販売価格が1万元を超えているとの見方を示した。
今後は、LG Display(LGD)の広州OLEDディスプレイ工場と京東方のOLED生産ラインが2019年に量産を開始し、供給逼迫が緩和される見通しだ。ある機関は、今年がOLED元年となって、家電や携帯電話端末の各メーカーがハイエンド市場でシェア争奪戦を展開すると予想している。
供給不足の状況に対し、各ディスプレイメーカーは相次いで量産を加速している。LGDグローバル公報副総裁の孫永濬氏は、460億元を投じるLGD第8.5世代OELDディスプレイ生産ラインが今年操業を開始し、その生産能力が月産6万枚に達する計画を明らかにした。LGDは2019年末までに、OELD基板の生産能力を月間13万枚に拡大し、OLEDテレビディスプレイの供給不足解消を図る。