北京市は今年、インフラ、教育、医療、文化など300件の市重点プロジェクトを推進する。約2354億元の投資を行い、建設プロジェクトに約1243億元を投じる。これには北京副都心駅総合交通ハブの新設、中国人民大学通州新キャンパス1期の新設、副都心博物館の新設などが含まれる。
北京市発展改革委員会(発改委)は27日、市地方金融監督管理局、中国人民銀行営業管理部、北京銀行保険監督管理局、北京証券監督管理局と共同で「2019年北京市重点プロジェクト融資活動会」を開き、その席上で上述した情報を発表した。
北京、市場化融資改革・革新を模索
市発改委によると、北京の経済成長に対する投資の寄与度は依然として3割以上を維持している。北京では現在、機能調整及び品質化戦略の実施が、投資の最大の需要を生んでいる。例えば副都心の品質化発展は多くの効果的な投資を必要とし、非首都機能移転の大戦略にも合致する。
情報によると、昨年通年の北京市の建設プロジェクトの投資額は前年比3.6%増の3346億6000万元に達した。その伸び率は年初の目標をほぼ達成した。全社会固定資産投資額の対GDP比は26.4%で、安定成長を支える投資の重要な力がより顕著になっている。うち民間資本投資額が90%以上を占めており、昨年の全社会固定資産投資の中で重要な力を発揮した。
市発改委の談緒祥主任によると、北京は市場化融資改革・革新を積極的に模索・推進し、市場メカニズムの力を着実に発揮し、投融資方法の革新に取り組むことで建設資金を賄う。
副都心駅交通ハブ、計画案がほぼ形成済み