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中国のさらなる開放拡大、世界のウィンウィンを促す。
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今年の全国両会（全国人民代表大会、全国政治協商会議）の開幕前、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル（MSCI）が、関連指数におけるA株のウエートを大幅に引き上げることを決定したと発表した。これは中国のさらなる金融市場開放の措置が、海外投資家から評価・歓迎されているからだ。金融分野のさらなる対外開放は、中国のさらなる開放拡大の縮図に過ぎない。
中国の開放拡大は、世界経済に向け新たな需要を生み出し続ける。中国の昨年の貿易額は過去最大で、うち輸入は15.8％増となった。貿易額拡大に対する寄与度は輸出を上回り56.6％に達した。世界貿易機関（WTO）の統計データによると、昨年第1−3四半期の世界の輸入額に占める中国の比率は0.7ポイント増の10.9％に達した。世界の輸入成長に対する中国の寄与度は16.8％に達した。中国は今後15年間に渡り、30兆ドルの商品を輸入する見通しだ。
第1回中国国際輸入博覧会が成功裏に閉幕し、各国が中国の発展のボーナスを共有する新たな場を構築した。172カ国・地域および国際機関が参加し、出展企業数は3600社以上にのぼった。国内外の40万人以上のバイヤーが商談・調達に訪れ、成約見込み額は578億3000万ドルにのぼった。
中国の開放拡大は、世界経済に向け絶えず新たな商機を提供する。中国の外資規制緩和により、米テスラ社は年初に上海にて、海外初のギガファクトリーの建設を開始した。同社は中国で100％出資の工場建設を初めて承認された海外自動車メーカーになった。UBSグループは昨年末、中国証券監督管理委員会が瑞銀証券の持ち株比率を51％に引き上げることを認めたと発表し、初めて中国本土の合弁証券会社の経営権を握る外資系金融機関になった。自動車製造や金融サービスなどの「開放が最も困難」とされていた分野も現在、外資に扉を開こうとしている。
世界のグローバル投資が低迷するなか、中国は引き続き注目の投資先になっている。データによると、中国で昨年新設された外商投資企業は前年比69.8％増の6万社以上にのぼった。通年の実行ベース外資導入額は過去最大の8856億1000万元に達した。南ア・ヨハネスブルグ大学の関係者が指摘したように、中国の良好なビジネス環境と政策の確実性は、世界の投資家にとって大きな魅力となっている。
中国の開放拡大は、世界経済に絶えず新たな動力とプラスのエネルギーを注ぎ込んでいる。「人類運命共同体の共同建設」という使命感を胸にする中国は、140数カ国及び国際機関と「一帯一路」共同建設の協力協定に署名している。一連の重大協力プロジェクトが実行され、ウィンウィンの発展の道がますます広くなっている。米シンクタンク「Center for Global Development」がウェブサイトに掲載した最新の研究によると、一帯一路の建設は今年、世界貿易を1170億ドル拡大する。ブラジルの中国問題研究センターの責任者は、一帯一路の建設に参与するすべての国と地域が、互恵・ウィンウィンを実現できると述べた。
脱グローバル化の思想が蔓延するなか、中国は多国間貿易体制と自由貿易の側に確固不動の姿勢で立ち、高い包括性を求め、より良い協力メカニズムとプランによって世界に貢献する。
中国の関税の全体水準は昨年、2017年の9.8％から7.5％に低下した。一連の関税引き下げ措置は、開放拡大の積極的な姿勢を示している。中国は現在、100以上の国と地域にとって最大の貿易パートナーとなっており、20数カ国・地域と自由貿易協定を結んでいる。さらにWTO改革に積極的に参与し、多国間貿易の交渉を推進している。
今年は新中国成立70周年だ。新たなスタートラインに立った中国は、再び開放拡大の確固たる決意を示す。
「市場参入条件の緩和」「海外企業の中国における合法的な権益、特に知的財産権を保護する」「より多くの分野で単独投資経営を認める」「人類運命共同体の建設を推進し、WTO改革に積極的に参与する」など、中央経済工作会議は次の開放の具体的な要求を示した。また新たな情勢に適応し、新たな特徴を把握し、商品・要素流動型開放から規則などの制度型開放に変化するよう促すとした。
一連の措置は、中国の対外開放拡大の歩みを強め、より遠くに向かい邁進させる。米中関係ブッシュ財団の責任者は、米国を含む各国は多くの面で、中国の発展と繁栄から利益を手にしており、改革開放の道を歩み続ける中国を歓迎すると述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2019年3月4日
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