第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議は4日午前、人民大会堂のプレスホールで記者会見を行い、張業遂報道官が議事日程と全国人民代表大会の活動について国内外の記者の質問に答えた。
封面新聞記者:AIが社会の発展をけん引する大きな流れが生まれているが、全人代常務委員会はAIの健全な発展を推進するためどのような考えを持っているか。
張業遂報道官:AIは新たな科学技術革命と産業変革をけん引する戦略的な技術であり、一部の国はすでにAIを国家重大発展戦略に格上げしている。同時に、AI技術の応用には不確実性があり、人類社会に法律関係、道徳・倫理、社会ガバナンスなどの新たな課題をもたらすことにも注意が必要だ。
そのためAI技術の発展と応用の促進に力を入れる一方で、先を見据えた予防と規制を強化し、安全のコントロールを確保しなければならない。全人代常務委員会はAIと密接に関連する立法手続き、例えばデジタル安全法、個人プライバシー保護法、科学技術進歩法の改正などを、5カ年の立法計画に盛り込んでいる。同時にAI関連の立法を緊急研究の範囲内に収め、関連法律問題をめぐり掘り下げた調査・論証を行う。AIの革新的発展に取り組み、AIの革新的発展に力強い法治保障を提供するよう取り組む。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月4日