第13期全人代第2回会議プレスセンターは7日9時に、梅地亜中心(メディアセンター)報道発表ホールにて記者会見を開いた。中国財政部の劉昆部長、程麗華副部長、劉偉副部長は「財政・税制改革及び財政活動」に関する国内外の記者からの質問に回答した。
中国網(チャイナネット)の記者からは、「財政資金の分配は人々が非常に注目している問題だ。財政部門も資金を確かに必要な場所に分配することを強調してきた。今年は財政収支の問題が顕在化しているが、支出構造保障の重点分野の取り組みをいかに改善するべきか」という質問があった。劉部長は次のように回答した。
質問にあったように、今年の財政収支バランス維持の圧力が顕在化しており、バランスを維持するのが確かに非常に困難になっている。先ほど減税・費用削減が2兆元弱の規模になると紹介したばかりだが、1年の減税幅がこれほど大きな国は世界に例を見ない。我々の昨年の減税も世界的に稀な規模であったが、今年はさらに大規模になる。
1つ目に、財政収支バランスの問題を解消する。一般性支出を厳しく制限すると同時に、重点分野への投資を拡大する。その一方で、供給側構造改革の深化を支持し、工業企業構造調整特別奨励・補助資金を活用し、「三去一降一補」(三去は過剰生産能力と在庫の削減、 デレバレッジを指し、一降はコスト削減を、一補は弱点分野の補強を指す)の成果を固める。政府投資基金、リスク補償、事後補助などの手段を総合的に運用し、企業が科学技術への投資を拡大し、産業チェーンの水準を高めるよう促す。金融システムの実体経済へのサポート能力の強化を支持し、金融と実体経済の好循環の形成を促す。
2つ目に、3大堅塁攻略戦の勝利を勝ち取ることを支援。我々は前年比18.9%増の1261億元の中央財政特別貧困援助資金を確保しており、その増加分については主に貧困が深刻な地域に用いる。我々はさらに大気・水質・土壌汚染対策などの資金を35.9%増の600億元確保している。汚染対策攻略戦の7つの象徴的な戦いの勝利に焦点を絞る。