張建宗氏は、上海と香港の協力が互恵・ウインウインになっているとの見解を示した。香港と上海が協力を通じてウインウインを実現していることは、2014年の「滬港通(上海・香港ストックコネクト)」など多くの事例からも示されていると説明。特に「滬港通」は、香港と本土証券市場の連携を強化し、本土資本市場を世界に向けて双方向に開放する作用を発揮したとしている。
香港と上海はどちらも国の対外開放の重要な窓口だ。今後の見通しについて張建宗氏は、双方が各々の優位性を発揮し、一層緊密な協力関係を構築しながら、「一帯一路」のビジネスチャンスを共に開拓していくとの見方を示した。
また、中国共産党上海楊浦区委員会書記の李躍旗氏は、楊浦百年大学、百年工業、百年市政の「三つ百年文明」の歴史的な蓄積を楊浦人のイノベーション気質と結びつけ、楊浦が黄浦江沿いにある「イノベーションの都市、開放の都市、許容の都市」になると紹介した。